いつか、そんなこともあったなあとなると願っている今のコロナ状況だ。とうとうJALもモスクワ東京便を一か月運航停止にしたとのこと。弊社も在宅勤務が強く推奨され自分もそうしている。単身赴任であると実は家にいようと会社に行こうとあまり変わらない部分は実際にある。もっと言うとずっと家に籠っているより気分転換含めて会社に行ったほうが精神衛生上はいいとも思える。家族がいるわけでないから、人と話すことなど接することもないのだ。こうして自宅にいる時間が長くなると、つくづく家の大切さというのが実感するようになった。我が家は一人暮らしなので基本ワンベッドだ。しかし、寝室、リビング、キッチン、書斎、バスルーム、それに加えてちょっとしたベランダをトレーニングルーム的にしている。今はそのどのスペースにいても心地よさと楽しみがある。リビングではギターもあり自由に弾ける。多少のゴルフ練習もできる。書斎は適度に狭く集中できる。キッチンは広く使いやすいのでかなりの時間を料理に費やしている。寝室のベッドは広く、落ち着いた家具に囲まれて睡眠には最適だ。バスルームもジャグジーもあり、余裕があるときにはワイングラスと音楽をかけながらジャグジーを楽しむことができる。少し高層に部屋もあるので、全面に広がる窓から見える夜景を見ながら間接照明の中でウオッカをいただくことも珠玉の時間だ。
単身での仕事は確かに大変だ。まして生活の全てを自分で行っていると、床の埃少しが気になり、日本にいたときには決してやらなかった床掃除などを頻繁にやるようになった。それもこれも、家そのものに愛着があり、家にいること自体が楽しいと思えるからだろう。その意味で、家というのは改めて重要なんだと実感している毎日なのである。
未来大吉
