miraidaikichiのブログ

ロシアンルーレットな未来 ~Будущее за русской рулеткой~

ロシアンルーレットな未来:毎日をリゾートライフにしてみては

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レストラン

リゾートに行ったら皆さんはどんなことをするだろう。

海であれば、泳いだり、クルージングをしたり、海沿いのレストランで食事をして、プールサイドでカクテルをいただく。普段は食べることのできないディナーを食べ、毎日とは違う非日常を楽しむ。そういったことをリゾートで楽しみのではないでしょうか?

例えば、全く同じ行動、買い物だったとしても、横浜の地元のノースポートモールで買い物をするのとハワイのアラモワナショッピングセンターでする買い物の意味は違うのである。例えば、銀座のティファニーとニューヨーク本店では同じはずなのに高揚感が違う。視点は違うが、北海道大雪山も東京の人から見れば夢のような銀世界かもしれないが、住んでいる側にとっては不便な田舎でしかない。

私が仕事で住んだ、南カリフォルニアもそうだ。車で10分で年間パスを持ってしまったらディズニーランドは夢の国でもなんでもなく、行くところがなくなったときに仕方なく立ち寄る一つの選択肢にしかならない。「どうする?花火だけ見に1時間だけディズニーでも寄るか??」みたいに。

そう考えると、リゾートというのは、単純なことだ。「非日常」を創り出せばいいのだ。

旅行などいくと、本当は興味はないくせに名所などを巡ってしまう。東京国立美術館や上野美術館はいかないくせに、海外の有名な美術館には足を運んでしまう。四国リーグの試合は見に行かなくても、アナハイムエンジェルススタジアムで大谷が見れるなら巨額な金さえ出す。そう全て「非日常」なのだ。

そう考えると、「非日常」というのは自ら演出できるものだ。ハワイのABCマートにマヒマヒを買い、それをコンドミニアムのバルコニーで焼き、ワインを飲む。そんなことが贅沢に思える。だとしたら、それをこのロシアモスクワで演出すればよい。幸い、駐在員ということもあり、住んでいる場所も多少は贅沢だ。高層マンションからの夜景は綺麗で、バルコニーもあるし、キッチンは十分に広い、バスルームにはジャグジーもついている。スーパーマーケットに行けば、ロシア前菜のニシンの塩漬けやサーモン、いくら、ピクルス、ビーツ、ワイン、ウオッカ、肉類、なんでもそろっている。その買い物すらを楽しみ、キッチンでは3時間かけボルシチを作る。その間、バスルームではジャグジーを用意し、バスルームにワインとYouTubeで音楽を準備する。そして日が暮れるころには、ジャグジーで温まった体を少し涼しいバルコニーに移動させ、遠くのモスクワシティーの高層ビルを眺めながら、お酒をいただく。

こんな珠玉なリゾートをモスクワでできるのに、なぜ、人はさらにヨーロッパの海外に旅行に行こうと思うのだろう?

自分には理解はできない。ここモスクワがリゾートそのものだ。

家にはウオッカもワインもある。そしてボルシチから何から自由に作れるのだ。それもレストランの画一的な味ではなく、自分好みに、味も盛り付けも、食べ方も、自由なのだ。

そういうことが非日常であり、リゾートのだいご味だと自分は思っている。

 

 

未来大吉