ロシアに来てから、初めて、ロシア人現地人スタッフを一人首にしなくてはならない状況になった。理由は、彼女のパフォーマンスでもなんでもなく、仕事が減ったことによる人員削減だ。
本人そのものは、モチベーションも高く、会社も愛してくれていた。いろいろうまくいかなったときには涙も流しながら必死に頑張ってくれた人だ。
そういう人でも切らなくてはいけないという状況はつらいものだ。
なんとかならないかと模索をしてみても、自分もこの現地会社の経営陣の一人なのである。温情ではなかなか通らないこともある。
結果としては円満退社という形を取れたし、会社としては彼女に対してのサポートも最大限行うということ。それがせめてもの救いだ。
しかし、こちらで働いていたら、もっと厳しいリストアなども多く経験している人も沢山いるだろう。心地のよいものではない。
コロナというのはこういうところに微妙にボディーブローのように効いてくる。
未来大吉