マーケティングスタッフが、今期の年間の活動提案を昨年のリビューとともにしてきた。自分はこの会社がどのレベルでそういうPDCAを回しているのか？またマネジメントがどのレベルを期待をしているのかがまだわからないので、まずは話を聞いているだけしかできていない。
しかし、いきなり、このイベントの内容はこうで、これだけお金がかかって、こうだったああだったと並べまくる。
やはり、全体像を描くことが足りない気がした。まず、彼ら（彼女らだが）に絵をかいて説明をしたのが、円を真ん中に”WHY"を記した。このWHY、なぜ、何を目的にマーケティング活動があるのか？それを描くことが大事。そして、次にそれに関わるターゲットもしくはステークホルダーを並べる。お客様、ディストリビューター、パートナー、営業マン、PR、マーケット等々、それぞれのターゲットに対して、次に優先順位を付けたWHAT（どのような施策）を打つのかという大きなプログラムを決める。そしてその優先順位と経費バランスを考え、次のHOW（どうやって、Where, HowMuch,when、Whoを含む）という細かなことを決めていく。その流れがないのに、いきなりHowの細かいことの相談に入ってくる。どこのホテルがいいとか、いつだとか。。。。
現地のマーケティングスタッフは英語もできて優秀な人たちなんだと思う。しかし、まだ２０代、または３０代前半で経験という意味ではこれからなのだと考える。
一方、ロシア流の流れや雰囲気、意思決定プロセスなども逆に日本人の自分が学び、彼らに合わせていく必要がある。
私が感じる上記のような普遍的な考え方を惜しみなくシェアし、理解を求めるとともに、自分自身が彼らがやりやすい思想に適応していく必要は同時にあるのだと感じる。
それこそ、ロシアに来て日本人としてここ現地で成功するためのWHYとWHATを明確にしないと、いきなりHowから入ってしまうことに自らがなってしまうことを避けなければならないと感じた次第である。
未来大吉
