現地ロシア人社長と話をしていて、彼が言うのである。
ロシア人はプレッシャーをかけて、初めて慌てて動くんだよと。前もって計画をして準備していればいいものを、例えば、お客様がついて慌ててそれに間に合わせてやるみたいなところがと。だから、ロシア人スタッフには、しっかり厳しい納期を設定し、それまでにこれこれを絶対にやれ!とプレッシャーをかけないと動かないという。
それはソビエト時代からの流れなのか、確かに上や権力からの指示を待つ、指示に従うという姿勢があるようなことを感じてはいる。
その意味で、ギラギラ、ガツガツしていないイメージは否めない。
非常にまじめに仕事にも取組み、決められたことはしっかりとこなしていくのだが、頻繁に新しい提案をしてきたり、提案を通すためにあきらめないで粘ってきたりという感じはない。よって雰囲気としては穏やかな空気の中で仕事が進んでいくというのが印象であり、アメリカや日本での仕事の雰囲気とは違ったところだ。
一方で、ルールや決まりに非常に頑固にうるさかったり、フレキシブルなところがなかったりする人もいる。ソビエト時代とロシア時代での世代の差はあるようだ。
ただ共通して言えるのが、ガツガツしたギラツキ感はあまり感じないのである。
さてさて、これからまた発見があるだろう。
未来大吉