miraidaikichiのブログ

ロシアンルーレットな未来 ~Будущее за русской рулеткой~

ロシアンルーレットな未来:ロシアでも女同士の揉め事

f:id:miraidaikichi:20200320033942j:plain

ピョードル大帝運河

 よく相談にくる向上心の高いスタッフが、「ちょっと相談があるのですが」と来た。

私が見ているなかで、スタッフがいないが故、グループマネージャー的な人を置いていないチームがある。そこは組織機能図的には自分が兼務で見る形になる。通常なら課長というか係長クラスがデイリーの業務進捗やスタッフ一人ひとりを見る役割になるのだが、それがおらず自分が見る羽目になっている。しかし、自分にとってはありがたいと反面思っているのだ。というのも、会社の上のマネジメント(事業部長とか役員とか部長すら)の地位になると、日々の若いスタッフが抱え込んでいる悩みや問題というのは、直接耳にすることがなくなるからだ。これは日本でも同じことだ。そういうレベルの話は、部門の下位マネジメントから間接的に聞く話になる。

ロシアにきて、若いスタッフの生の日々の悩みを聞くということは自分が今回ロシアで働く上で非常にありがたい。なぜなら自分自身、「駐在員」という意識でも「現地トップマネジメント」という意識でもなく、このロシアンライフそのものをある意味「未来のためのビジネススクール実践編」としてとらえているからだ。

よって、このような悩みや相談を受けると「めんどくさいなあ。。。」という感覚ではなく、「お、きたきた、おいしいなあ」という感覚すら芽生えるのだ。 

そして、どんな悩みも真剣に聞いてみる。予定の字数が一杯になりそうなので、その女の軋轢はまた今度にするとして、そういう彼女らには伝えるのである。「大丈夫、自分はいつでも時間はあるし、いつでも君たちのためにいるのだから」そして「理解してもらいたいことがある。会社というのは往々にしてスタッフはマネージャーのために存在していると考えがちになるが、逆だから。マネージャーがスタッフのためにいる。スタッフが心地よく効率的効果的に働けるようにする義務がマネージャーにはある」「だから、マネージャーがスタッフを使うのではない、スタッフがマネージャーを使うのだから。君たちがマネージャーになるときにはそういう発想で働くこともあるということを覚えてくれるとありがたい」と

そうすると、女の子スタッフたちは「そうなので、では未来さん(仮称)は24時間7日間働いているのね?」と笑いからかうものだから、「いや違う、自分はなぜ時間があるかというと一日28時間、一週間10日間もあるからだ」と話している。

ま、そんなに働くことはなく夕方には帰っているのだが、SNSのWhat'sUp(日本のラインですね)では早速24/7というグループを作られてきて日々メッセージが飛ぶようになったのだ。

誤解を恐れずに言うと、自分はロシアには売り上げや利益を倍増するようなパフォーマンスを上げて賞賛されたいわけではない、誰かに報告するわけでもなく、こういう日々の活動、仕事から自己の成長を図っていきたいのだ。

 

 

未来大吉