ロシアのスーパーマーケットでは野菜は日本のように一ついくらとか何個でいくらとかという設定ではなく、それぞれ重さで値段が決まてっている。
考えてみれば、非常に理にかなっているとも言えるし、逆に日本のスーパーは均一料金が設定できるように野菜をそろえているということ自体がすごいことなのかもしれない。
さて、ロシアに来て1か月だが、いまだにこの野菜の量り売りで買ったことがない。玉ねぎはネットに入っているもの、キノコもパックになっていたりと。。そう要するに量り売りの段取りがわからないから買えていないのだ。
ロシア生活がある程度長い人は、何をそんな程度のことを。。。と言うに違いない。
しかし、自分にとっては、死活問題だ。しかし、何事も経験が大事。経験は全て自分の財産となって蓄積されていく。
よって量り売りで買うことに決めた。方法は、割とすいている時間帯を狙って、誰かが買うところを観察することだ。
秤を押してみると、どうも野菜や果物の種類によって深いメニューに行くことができ、そこで絵で選択できそうなことがなんとか分かった。
そこで、年の頃80過ぎのおばあちゃんが野菜を選んでいる。どうも買いそうだ。
ということで何食わぬ顔でじっと観察をする。
きゅうりを数本ビニールの袋に入れる。そして秤へ近づいてきた。いよいよだ。
おばあちゃんは秤に野菜を乗せるやいなや野菜の絵のメニューに行くのではなく、なにやら数字を押した。「うん??ということは最初からこの野菜は何番かを知っているってこと??」確か13と押したのを見たので、おばあちゃんが購入した野菜の場所に行くと、確かに13番と札があった。よく見ると全ての野菜に単位当たりの値段ともうひとつの番号があった。
こんな単純なことか??
物事は観察と実践の繰り返し。
そうして少しづつでも適応し、それが財産となるのだ。
未来大吉