最近(いつもなのだろうが)、著名人の死を今までとは違った角度で感じてしまう。
単純に、人の人生はあっという間で、そして一回限りなんだと。何億年、何百億年待ったところで人の人生は短く、一度きり。
それなのに、小さなことに悩み、他人と比較をし、自分の過去を後悔し、未来を憂う。
そのことでストレスになり、ややもすると命を落としてしまうことも。。
でも、どんな著名人も死んでしまえば、過去の一つとして忘れ去られてしまう。
その人のことを覚えていることはかなり限られた深い関係者だけだ。
でも、だからこそ、限られた時間、場所、人との関わりを大切にし、そのモーメントを貴重なものとしてとらえ、感謝しながら生きていくことが大事だと思う。
その中で、仕事もあり、趣味もあり、楽しいことも辛いことも。。。理不尽も人生には素敵なスパイスであり、エッセンスなんだと思える。
モスクワに来て3週間、不安だ期待だということより、今ここに与えられた瞬間を楽しもうと思う。
人生にとって仕事は手段の一つだ。人生そのものをどう実りあるものにするのか。
その命題を追い求めることが、ビジネスの中の価値観でも大切なことだ。
売り上げや利益、顧客満足というのはそういうベースに乗っているものだと思う。
与えられた人生を歓び、大切に思えるために仕事があり、人との出会いがあるのだ。
そして、その人の人生は唯一無二であり、誰との比較をして優劣をつける価値観などは全く必要ないのだと思う。
会社もそのために存在意義がある。
そういう未来を一緒に見出し、四苦八苦する人との友人関係が人生の”冬”には必要になるのだろう。そう考えると、昔の友人より、これからで会う、新たな友人との出会いに心を踊らさせて生きていきたい。
未来大吉