miraidaikichiのブログ

ロシアンルーレットな未来 ~Будущее за русской рулеткой~

ロシアンルーレットな未来:アメリカのVISA発給停止

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 トランプ政権は、コロナの影響で、①オンライン授業だけにする大学、②日本人駐在員に対するVISAの発給を停止すると決めたようだ。

どんな状況においても自由を標榜していたアメリカは終わったのかと寂しい思いもするが、これがニューノーマルの片りんでもあるとも思う。

自分が初めてアメリカに降り立ったのは1985年、そして野茂がメジャーに挑戦した年を含めた94年から96年、そして1998年から2009年までと生活をしており、自分の人生の大切な一部だ。そのときそのときの記憶が映像のみならず、音楽、匂いなどまで明確に覚えている。

ネットが発達してオンラインでかなりの情報入手とコミュニケーション、また3Dプリンターなどを使えば、モノすら遠隔地に移動が可能な世の中になってしまったのだから、ある意味致し方ないことかもしれない。

以前は国を跨ぐということがとてもハードルが高く、また新鮮で貴重な経験だったのだが、今の世の中で、見知らぬ土地という感覚が減ってはいるのだろうなと思う。

話は飛ぶが、こういうことが進むと宇宙だっていずれは”日常”になってしまうかもしれない。太田裕美の「木綿のハンカチーフ」を聴いていると、いい曲だなあという思いは別として、曲で描かれている世界などもう現在のテクノロジーと習慣の中では実現していない世界なんだと思う。技術が発展し、世の中がどんどん便利になっていく。変わっていくということが止まることはないだろう。江戸、明治、大正、昭和、平成、令和とそれぞれ”よき時代”であったには違いない。テクノロジーの発展で物理的にも枠組みが広がり、グレーになっていく。

VISA発給停止というのは、あらたな枠組みの世界では、ある意味納得のいくことなのかもしれない。

物理的に存在しなくても、目的は達成できるの時代だから。

ただ、このニューノーマルが進むと、やはり、物理的な枠組みの大切さというのが再度見直される気はする。

ロックダウンで3か月、在宅、オンライン生活を余儀なくされているが、やはり物理的な接触を求めているのがほとんどの人たちだと思う。

しかし、これから生まれてくる世代にとってはそれも違ってくるのかもしれないなと思う。

 

未来大吉