単身赴任、完全自宅自粛生活をすると、離れた人への考え方が変わってくるのが、わかる。端的にいうと、人の嫌な部分は忘れていき、良い部分だけしか思い出さないのである。人間とはよくできたものなんだなあと思う。
考えてみたら、卒業したら昔の友達、遠距離恋愛をしてもそう。
人は物理的にも時間的にも距離ができると、よい思い出しか残らない傾向があるのかもしれない。もちろんトラウマ的なことがあれば別だろうが。
それだとしても、嫌な部分は忘れて幸せになろうとするのが人の性なのだろう。
逆にいうと、物理的に近くにいると人間は、嫌な部分が見えてくるのかもしれない。
そう思うと、コロナの時代から、実は、そういうストレスや嫌な部分を感じる機会が減ることにより、人の心は少し穏やかになるのかもしれない。
それは、いくらネットだからといっても、どうしても物理的な空気を共有したい欲求と併せて、人に対してより、優しくなるような気がするのである。
未来大吉