miraidaikichiのブログ

ロシアンルーレットな未来 ~Будущее за русской рулеткой~

ロシアンルーレットな未来:サリャンカを作ってみた

 

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サリャンカとロシアン前菜

 ロシアの伝統料理?であるサリャンカを作ってみた。

見た目はボルシチ系統は否めないが、味は独立している。(ビーツ入っていないし)

レモンとサワークリームで仕上げるので、とても酸味が走る味ではあるが、それが故、進むのである。

結論的に言えば大成功。これもとても美味しいスープである。

冷凍食品でさぼってしまったが、食卓にはペリメリ(酢醤油からし)と定番のロシアン前菜たちを用意し、ウォッカを嗜む。

今日はちょっとだけ贅沢をしたウオッカを買ってみた。

20代のころに日本酒に凝ったことがある。(なんせバブルなもんですから)

大吟醸純米吟醸、純米という製法のみならず、米や水、そして杜氏にこだわることが日本酒の美味しさだと考えていた。

そうバブル特有の頭で理解する評価基準だ。久保田の碧寿だよねとか安くても銀住だよねとか。そんなことをこだわる「語る」ことが楽しいと思い込んでいたんだろう。

そしてアトランタで、衝撃な出会いをした。ある日本食レストランを経営していた気難しいマスターと知り合いになったのだが、よくよく聞くと日本では厳しい板場の修行を経て、とある有名人(聞くとびっくりする)の結婚式の総料理長まで務めた人だというのだ。板場の伝統があほらしくなり、アメリカに出た人だった。

その彼と仲良くなり、カウンターで酒を飲むようになると、話してくれたことがある。「未来大吉さん(とまあ言っておこう)、酒なんかね冷えていれば大概美味いんだよ」って。

なんか別次元の達観した感性をぶつけられたのである。そしてそのマスターは店では出せない、ノルウエー産のサバを半〆にしたしめさばを無料で出してくれた。店を閉めた後に夜中まで時々飲んだものだ。。

 

お酒とは、環境も会話も全ての要素で楽しむものだ。

それが彼が言うところの「冷えてりゃなんでも美味いんですよ」だと感じた。

そこで話を戻すと、店にはたくさんのウオッカがある。また付き合いでは、どこどこのウオッカは最高だみたいな話になったりする。

しかし、自分はもうそういう人生から卒業しているのである。美味しいお酒は自分で決める。というか感じる。

店頭に並ぶ安いものから高いものまで、順番で試していこう。

何が美味しいというのはタイミング次第だから。そして、自炊のレパートリーは増やしていこう。明日はビーフストロガノフ(定番)を作ってみようと思う。

 

 

未来大吉