コロナは大変だ。この収束がいつなのかも不確実だ。想像以上に時間がかかるかもしれない。しかし一つ言えそうなことは、今回のことが世の中、世界中の様々な価値観、システム、慣習や、それにまつわる人材などが一気に変わる気がしている。
一つは、営業のスタイルだ。これだけデジタルが浸透している世の中であっても、実は訪問販売という形が完全に崩れたわけではない。また小売店や大型スーパーなど、物理的店舗営業もだ。まずはこれが一気に進むだろう。コロナにより人との接触を警戒するというマインドセットがトラウマのように残る部分もあるが、それよりもなによりも、この物理的非接触時代で、それに慣れ、また返って親しむ人が多く出てくると思うからだ。その意味では、世の中、”デジタルマーケティング”などと言っていた時代が一気にその言葉の意味すらなくなり、アナログ的なマーケティングや営業活動は激減していくと思える。
ビジネスの世界では、その意味ではオフィスの在り方、会社の在り方、そのものが過去の常識を覆すものになる。そして次に教育だ。遠隔授業が可能だとなれば、大学などの在り方も変わってよいはず。北海道に住みながら東京に本籍がある大学を卒業することも可能ではなかろうか。もっというとデジタル留学だ。世界中の優秀な講義を自由に選択ができるようする。もう物理的な組織に帰属することによる”卒業”にどれだけの意味をもつのだろう。
様々なことがあるのだが、一番は政治ではなかろうか。今回のことで、どのような政治家が求められるのか？が身に染みて国民はわかる気がする。従来型の政治家はもう頭と身体が全くついていけなかったのがすでに露呈している。
若者の政治への関心も高まり、ネット投票などが可能になれば、日本の政治家、政党も一気に変わるチャンスではなかろうか。少なくとも、今の与野党両党にはあまり期待ができないということがわかったのではなかろうか。
日本には優秀な国家公務員とそれを体現、表現できる若く、エネルギーのある政治家が中心となった国造り。これが未来型社会を作る原動力になると思えるのだ。
そのほうが、老後社会に残るシニア世代にとっても幸せな世の中になるのではないのか。
未来大吉
