昨日、プーチンより非常に厳しいメッセージが動画でも出された。コロナ対策についてではあるが、動画の画像そのものは、どこかの別荘らしきものの暖炉の前で悠然と話しをしていた。一見、星野源の動画に乗った安倍首相のステイホーム的な貴族動画とトーンは似ているともいえる。
しかし、当然ながら世の中のとらえられ方は全く180度違う。
それは現状におけるコロナ対策が進んでいないことに対する警告と危機感だ。
しかし、では安部さんが危機感がないのかというとそんなことはないはずなのだ。こればっかりは比較はできない。
私は個人的にはいくらボンボンと言われようが一国の総理大臣にもなった人間に危機感が本人の中にはないということは絶対にないと思うのだ。
しかし、鬼気迫る表情をするプーチンと犬を抱きながら穏やかな表情を浮かべる安部さんとは、その捉えられ方に違いがあっても仕方がない。
では、これは安部さんという人間性の問題なのだろうか?確かに大阪府知事の吉村さんには悲壮感が漂う雰囲気はあるのは事実。コメンテーターになった橋本徹などもそういう雰囲気を醸し出すのは上手でもある。
でも、今の日本人の政治にかかわる人で、本当に危機感をもってコミュニケーションをとれる人はいるのだろうか?
小池都知事も、橋本徹も、またちょっと違うが東国原も、TV出身の人間であり、そういう雰囲気を醸し出すことは身についているし、得意でもある。
いずれにしても、今の世の中、雰囲気やトーンを含めたコミュニケーション能力というのが求められるスキル(というか人間力というか)になってくるし、デジタルコミュニケーション時代においては最も重要な能力になってくるんだろうと感じる。
個人的には、そう考えると、安部さんのやっているレベルというのは、実は、仕方ないのかなあ・・・っていう自分がいるのではある。
(どう考えても、この人っていう具体的な像が出てこないからである。政界には)
未来大吉