いよいよモスクワも今週からクローズだ。
イメージとしては東京の措置に近い。ただ来週１週間は基本的には不就労であるから、この１週間でどれだけ実際に感染者が増えるかが肝になるだろう。ただ、この兆候は収まる気配はなく、おそらく数か月は続くのだろうと思う。
こと国ごとの対策について、いろいろ言われる。もちろん、死者をあれだけ出しているイタリアは医療崩壊をしているだろう。自由の国アメリカは案の定だ。中国は急に情報統制をしている感がある。北朝鮮で感染者がいないなど誰が信じよう。韓国のように検査を徹底的に行う国もある。不思議なのは日本がなぜそれほど広がっていない（あくまで表面的に）ということだが、海外からはいろんなことが言われている。批判めいたこともだ。
一つだけ言えるとしたら、日本のやり方というのはどこも真似すべきではないということ。というかできないという感覚がある。自分は日本で意外と広がっていないのは、長年培った病気に対する意識と普段の行動の積み重ねと菌を持ち込まない生活文化、それを支えるテクノロジー（例えば、世界のどこで日本のエアコンの機能を持ったものが販売されている？）それに乗っているからであって、単純に日本人は全員マスクをするからだとか、そういう現状の対策だけではないからだと思う。
インフルエンザや花粉症などある意味、コロナは原因が解明していないだけであって、日常と変わらないことを淡々をやっているに過ぎない。よって、世界のどの国も真似をできないしすべきではないと考える。当然、日本人にもコロナはまん延するだろう。死者も一定数でるだろう。通常の肺炎やインフルで亡くなる方のように。
一時期は増えるだろう。しかし、例えは悪いが、阪神大震災や東北の震災で多くの人を亡くしてきている。日本人の根底には災害時に秩序をもって行動する力が他国より基本的にあるのだろう。もちろん、２６２ではないがいつでもそうではない人はいる。
だから、他国のように政府に強制されなくたって自制的に感染を広げない行動を一人一人が行っている人数がただ他国より多いのだろうと思う。
それは、他国政府が真似できることではない。
そういう思いを持ちながら、ここロシアも、そういえば、毎日清掃車や清掃人が町を綺麗にしている。案外、こういう普段の美化活動がここロシアでも感染者を抑えている一つの要因ではないかなとも感じているのだ。
未来大吉
