ロシア人にとって暖冬は少し物足りないもののようだ。
冬は冬でしっかりマイナス10度近くになり、雪がないと、せっかくのミンクのコートや冬のファッションも、雰囲気も楽しめないということも言っていた。
赴任前には、私も随分と周りの人から心配をされたものだ。
それはロシアなんか本当に極寒で、たぶんシベリアと混同しているイメージがあるのだと思う。
実は、自分は北海道育ちであり、その北海道でも北北海道、さらに子供のころはおそらく周りの人たちよりも寒さには強かったのだと思う。
今週からロシアは急激に寒くなり、マイナス１０度くらいになり、待ち行く人たちは皆しっかりと防備をしていたが、私は帽子も手袋も必要がないくらいだった。
何時間も外を歩くなら話は別だが、ちょっと外を歩くくらいなら、この寒さが肌に刺す感じ。。これがたまらなくうれしいものでもあるのだ。
着任して２週間が過ぎようとしているが、まさに自分にとっては体になじむ故郷に戻ってきた感覚がある。
今のところ、ホームシックもなく、これからどれだけこのロシアを楽しめるのだろうとワクワクしているのである。
未来大吉
