miraidaikichiのブログ

ロシアンルーレットな未来 ~Будущее за русской рулеткой~

ロシアンルーレットな未来:渋野日向子のタコ理論スイング

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MP

 ここ数か月、渋野日向子が、青木コーチとともに取り組んでいるのが、”タコ理論”による飛距離アップだ。上半身、腕に極力力を入れない、また右体重を過剰にしないことで、安定と飛距離を伸ばすということで、どうやら成果は出ているらしい。

世の中には、特に最近はGGだのシャローだの、また私も時々Youtubeで見ている三觜さんのハンドル理論など、いろんなことがでてきている。

しかし、全ての教えの”本質”を理解することが必要で、これらの本質を理解すれば、実は、表現やアプローチの方法が違うだけで、ほぼほぼスイングの本質としては同じことを実現させようとしていると考える。

ようするにWHATは一つではあるが、HOWが様々な方法や種類、またコンビネーションがあるということだ。

ゴルフは道具のスポーツだ。シャフトの回転、撓り、捻じれ、それが最大効果をもたらしたときに、フェースの向きもプレグレッションも再現でき、ボールへ最適なインパクトと回転を提供できるというもの。それが実現したいWHATだ。

そのために身体の各部を有効的に使っていくこと。それがどういう細かいWHATにつながっていくかを頭で理解し、練習で身体に覚えさせるか。そのために、人間は言葉で脳に叩き込まなければならないから、タコだのなんだのと覚えやすいように表現するのである。

さて、その重要な一部として、青木コーチも言っている「腕に極力力をいれない」ということ。これは多くの人が実はわかるようでわかっていないなか苦労していると思う。具体的な数値で測れないし、本人が思っていることが、力を入れているのか、入れていないのかもわかりにくい。そして、さらに、腕というが、腕のどこのことだかもわからない。全体なのかある部分なのか。。。だから、これは非常にわかりにくいことだと思っている。腕に力を入れる。これって具体的にはどこに意識的に入れることができるだろうか?二つしかない。胸筋や肩に力を入れることが一つ。もう一つは手首の先、指だ。そのどちらかによって結果として腕全体に力が入ったり抜けたりする。

では、ゴルフスイングではどちらが正解かというと、手の先、指だ。そうすなわちグリップの力によって”腕の力”の強弱は可能になる。そこで多くの人に適応できそうなこと。それが、グリップについては、左手の小指と薬指(右利きの場合)だけをしっかりと握り、後の8本の指は添える程度で終始スイングすることだ。

このことで、テークバックを速くすることができない。切り返しでヘッドを戻すこともできない。レートヒッティング、シャロー、タコスイングなんでもいいのだが、比較的、簡単に実現できる可能性がある。タコだ、イカだというのは、その本人たちが理解しており、それをわかりやすく表現しているだけにすぎない。具体的ではない。タコというのは。プロなりのレベルの高いエンタテイメントな表現だ。長嶋茂雄の言うことは理解できないのと同じだ。

 

未来大吉