ゴルフスイングのフォームについてはかなりの理論がネットでもある。しかし、意外と注力していないのが、”力のタイミングと量”についてだ。
多くの人は、アドレスからテークバック、トップ、切り返し、フィニッシュとできるだけ最大の力を発揮しようとする。もしくは本人はそう意識していなくても、結果そうなっていることが多い。
最近は力の入れ方についてもいろいろ情報は出てきている。
自分は、車のギアで例えている。
アドレスからトップ、そして切り替えのタイミングまでは、車で言えばニュートラル、すなわちエンジンを使わない。惰性、完成で動かすイメージ(実際には力を使っているのではあるが)。
で、切り返しでシャフトが時計の10時くらいから2速にいれ、9時を過ぎてインパクト前までが3速、そしてインパクトから3時くらいまでが4速で、3時の時点でフィニッシュの形は終え、そこでニュートラに戻し、あとは惰性と慣性だけでフィニッシュにもっていく。エンジンをかけて力を入れてフィニッシュの形をとらないということだ。
こうすると、テークバックからトップくらいまでは、仮に何か物音がして気になったとしたら自らがスイングを止めることができるはずだ。
また、この力関係バランスでのスイングを作るには、やはりドライビングレンジで実際のボールを打つ練習ではなく、まずは素振りで感じることをやるべきだ。
人間はボールを目の前にすると、”打つ”ということに視点が変わるからだ。
素振りで徹底的に身に着けた後に、実際のボールを打っていく。
すぐにはできず、以前のクセやタイミングでまた打ってしまうだろう。
そうしたらまた素振り、またはスポンジボールなどでやり直しをし、それを繰り返していくことが大事だ。
そういうスイング作りは、実際のコースを回っていてばかりではとてもできない。
だからゴルフというのは、上達したければ、実際のプレイを減らして練習に時間を割くほうがよい。
もし、いい環境があるなら、メンバーであるなら、一日中練習場で練習をしていたほうが結果はでる。
しかし、ゴルフはうまくなりたいが、やはり18ホール回りたいというジレンマがあるから難しい。
未来大吉