miraidaikichiのブログ

ロシアンルーレットな未来 ~Будущее за русской рулеткой~

ロシアンルーレットな未来:皿洗いにディッシュウオッシャー(食洗器)を使わない理由

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マヤコフスキー記念劇場

3月11日のブログで、皿洗いについて書いたのだが、自分でも皿洗いは毎度毎度していると記した。

皿洗いについてだが、よく身内からも「食洗器を使えば楽なのに」と言われる。

自分のアパートだが、キッチンは相当気に入っている。食洗器も世界一流と言われるBOSCHのものが堂々とついているのだ。

しかし、どうしても使う気になれない。ま、もちろん一人分で少量だからというのが最もな理由だと思っている。しかし、どうも、そういうことではなく、なぜか、食洗器の方が面倒臭い、むしろまさに余計な家事という感覚が自分にはあった。

それで、ジェフペゾスやビルゲイツがいまだに皿洗いを自分でやるという話から、自分でも腹落ちしたことがある。そう、自分にとっても皿洗いは、家事ではなく、どちらかというとメンタルコントロールのためのストレス解消という要素が強いからではないかと。。。要するに、皿を自分の手で水や洗剤を使って直接触れている中で、自分の中でいろんなことがそぎ落とされていくのだと思う。

それを食洗器に入れた瞬間から、もう自分の手を離れてしまうことにより、逆に、その待っている時間や終わった後に食器をもとに戻す時間や作業が、さらに”家事感”を出してしまうことから、それはとても面倒くさいこと。そう感じてしまうのではなかろうか。そう考えると外食もそうだと感じる。自宅のキッチンで短パン姿で、今日は何を作ろうかと思いめぐらしながら、梅宮辰夫よろしくのように、飲み物や好きなつまみを片手に台所で料理をする。この時間が珠玉なのであり、いくら便利だからといって服を着替え、レストランに出向き、メニューを選びウエイトレスと会話をしながら食事をしてお金を支払い、また交通機関を使って自宅に戻るという一連の工程が、精神的には何もプラスにはならない上に余計な時間、むしろ食事をするという”仕事”意識すら芽生えるのではないかとさえ思える。

そう考えると、相当若いころに、ハワイに行ったときにやはり、ホテルではなくコンドミニアムに宿泊をし、スーパーで買い物をしバルコニーで食事をすることを贅沢なイベントとして感じていた。決して、狭いクルーズ船に乗せられ、夕日を見るディナーを良いと感じてはいなかった。同じことだろう。

ここロシアではもちろん外食も楽しんでいくが、地元のスーパーで食材を選び、新しいものにトライをし、自分でつくる料理を自分の食卓で、自分の好きな環境で楽しむ。

これが何よりも最高の時間だと感じるのである。仕事でロシアにきているが、これを別の角度で考え、「ちょー長い旅行」をしているととらえると、やはり、毎日の買い物から料理などがその旅行イベントとして、やはり贅沢な時間と思えるのである。

 

 

未来大吉